手持ちのレンズで打線組んでみた

 

10月末の引っ越しをした際にワールドシリーズ優勝チームも解散かってくらいレンズを手放したのですが、新しい生活も落ち着き新しいシーズン?に向けて再編成を進めています。

我がチームはOPS1.0超えの打者を揃えた大口径重量級打線、とくとご覧あれー

OPS:打者の成績指標の一つ、出塁率+長打率で表される。打者の特徴を表すものではないが、この値が大きければどうであれ優れた打者であることを意味する。

 

 

1 遊撃手AF-S 24-70mm2.8E VR

撮影に不安がある時や、外せねえ、って時はこのレンズ。長打率よりも、打率が高い。しかも得点圏打率が異常に高い。

我が防湿庫のリードオフマン

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2 一塁手AF-S 105mmf1.4E

強打者は2番においていたのは横浜のラミレス監督。恐らく我が打線で最強の打者。三次元的ハイファイコンセプトからの最強の刺客。

合焦点のシャープさと前後の連続するボケの自然な美しさ。自然界にはボケは無いのだけども、とても自然かつ圧倒的なボケ。

ボケがシャープな描写を引き立てて、シャープな描写がボケを引き立てるっ

 

絞りは開放からガンガン使う。日中使うならISO感度は100か減感する、SSは1/8000にしとく。

強光源に仕方なく向けるときだけ止むなく絞る。あとはシャッター切れば当たる。圧倒的なボケがどうにかしてくれる。

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3 三塁手AF-S 58mmf1.4G

鋭いライナー性の当たりと、柔らかい絶妙な当たりで印象的なヒットを生み出すレンズ

天才肌なのでいつでもどこでも"当たる"わけでもない点は注意。

Fマウントの現代版Noctと言われる点光源の描写が凄い

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↑絞り開放、撮って出し。

 

4 投手 Ai 50mmf1.2S

エースで4番、我が防湿庫の精神的支柱。

このレンズでしか写せない世界は唯一無二、絞ったら普通の面白みの無い優秀な標準レンズになるので注意とはいうものの、絞ったことは数回しか無い。

これがオールドレンズ?去年まで新品で販売されたよバカヤロー。フィルム向け設計レンズって言えこのヤロウ。

このレンズを触る時にはリスペクトを込めてフォーカスリングを回せ、絞り環には触るな。

収差?ピンズレ?知るかバカ。お前も開放バカだろ。光を読め、ファインダーの中で目を見開け、ミリ単位で指先を動かせ。

あとは祈りながらシャッターを切れば神様が撮像素子に奇跡を突っ込んでくれる。

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5 中堅手 AF-S 70-200mmf2.8E FL VR

長らく一軍で活躍していたAF-S70-200mmf2.8G VRⅡに代わり加入した驚異の新人。

長打率が高く、フェンス直撃の当たりもしばしば。

 

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6 右翼手instax mini LiPlay

チェキ。12/3に最新のデジタルハイブリットチェキが出たので、最新というわけではないがハイブリッドチェキです。

デジタルでの保存が出来て、保存データをフィルムへのプリントすることも可能なカメラ。

オモチャ感覚で使うことが多いけども思い出をシェアしたい時には強力なメディアツールだと思う。

「お気に入りの写真をプリント」するはチェキの伝統的なマインドから逸脱してるかも知れないが、現代のニーズに合ったスタイル。

「音もプリント」という機能があるけど普通のプリントしかしてない。

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7 二塁手AF-S 35mmf1.8G

スランプって言うほど高い勝率を記録していないけども、自分は何撮りたいんだっけ?とか、どんな写真好きなんだっけとか、自分が見る自分の姿に霞がかかった時にはこのレンズを着けてその辺を歩く。

そうすると自然と心が整ってくる。35mmは馴染み深い焦点距離ではないし、長く使っているレンズではないけども、そんな長い友人のような立ち位置のレンズ。

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8左翼手AF-S 300mmf4E PF VR

300mmって焦点距離使う???僕もそう思います、普段使わないけども、ここぞと言うときに必要になるレンズ。

これくらいの焦点距離じゃないと挑めないシーンがあるのよ。子供の運動会とか、、それでも持て余すけど。

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9 捕手Tamron SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

我が球団()のファンなら「ん?」と思うレンズ。それもそのはず2021/12/03に届いた新加入です。

阪神の梅野も残留するそうですし、このレンズはぼくにとっての梅ちゃん。高い盗塁阻止率を記録する強肩の持ち主。

来シーズンの正捕手は梅野で行くのか、今シーズン終盤から重用された坂本なのか、それとも長坂か原口か。そもそも来シーズンの阪神戦は北海道でどれだけ観れるのか。。。

話は脇道に戻ってTamron 90mm Macro、通称“タムキュー“ Tamronを代表するレンズですね、柔らかいボケと描写でマクロ撮影にもポトレにも使い易いし、何よりお求め易い値段で素晴らしいレンズ。

私は前モデルの持っていましたが、便利過ぎて手放すという病的な癖を発動してしまい1年くらい?手元に置いて無かったです。

その間Micro Nikkor、105mmf2.8Dと60mmf2.8Gを使ってたりしてました、がどちらも病的な癖と冒頭の引越しに伴い放出。

マクロレンズについては「便利過ぎる」のが欠点です。無限遠はほぼどのレンズでも撮れるけども、接写は限られたレンズでしか撮れないです。

マクロレンズはその両極端な撮影距離を最も容易くこなしちゃうので、汎用性が高くなってしまいます。汎用性が高いレンズは、常時着用になる・・・

他のレンズを使いたいがために、常時着用出来なくするために、手放す。これ僕のマクロに対する病的な愛情。ヤンデレ

 

Tamronのレンズ型番のルールがわからなく調べてもいないので、どれがどのモデルを指すかわからないものの、

手放した旧モデルは接写するときに鏡筒が伸びるのと絞り開放だとパープルフリンジが出易い(開放だから仕方ないとはいえ)くらいしか気にならなかった。

軽かったし。AFの速さも高速では無かったけど、そんなに迷うこともなかったような。

そんで今回買ったのは今のTamronにはない野暮ったいデザインで、鏡筒に金環があるモデル。インナーフォーカスなので被写体との距離を考えずに済む。

だいぶゴツくなったなーって印象、長めのレビューになりそうなのでそろそろ作例を置いて次のレンズ紹介へ。

とにかくこのタムキューも良いレンズ。

 

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「寄れる中望遠」ってぼくのスイートスポットを攻めてきてるんだよなぁ・・・

 

 

代打 AF-S 24-70mmf2.8G

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説明不要。我が球団()設立時から第一線で活躍してきたレジェンド。阪神でいうところの金本アニキ。

D3かD4sに常時着用でまた運用したい。D4に昔着けてたけど、D4はマルチセレクターボタンがよく外れるのでもう使いたくない。操作性はとても良かったけどね。

 

来シーズン、2022年はもっと毛色の異なるレンズを手に入れて楽しんでいきたいと思います。

次はローテーションと勝ちパターンと敗戦処理()の継投策も考えよう。

大三元の望遠ズーム AF-S 70-200mmf2.8E FL ED VR

久しぶりにレンズを買いました。

TwitterでMNG報告しましたが、タイトルの通り泣く子も黙るAF-S 70-200mmf2.8E FL ED VRです。

前回のタイトルは「小三元の〜」だったので、ステップアップしてる。

 

私、この70-200mmf2.8というスペックのレンズは大好きでして、都合3本使ってます。

初代:AF-S NIKKOR 70-200mmf2.8G VR

二代;AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

三代:AF-S NIKKOR 70-200mmf2.8E FL ED VR

 

それぞれというか、初代と二代の良いところとか印象はざっくりこんな感じ

初代:優雅にくびれた曲線が素敵で鏡筒の銘板がとてもかっこいい。

描写は柔らかく、四隅は甘く周辺減光は強め。

二代;初代とはデザインが変わり手に馴染むデザイン。ズームリングとピントリングの位置がこいつだけ異なっていて、ボディ側にズームリング、フード側にピントリング。

何から何まですごい好きで、信用出来るとか、信頼してるとかそういう類のレンズだった。このレンズを持っていたから何かと勘違いしてしまったのでは無いだろうか。

 

そして三代。

デザインは真っ直ぐ。くびれは無い円柱状。重量は1430gと、2代よりも110g軽量化。

レンズ構成は18群22枚。先代が16群21枚だったので、2群1枚の増加。しかし軽量化を達成。

フード側にズームリング、ボディ側にピントリングと、初代のリング位置に戻ってきている。撮っている時は指が間違えて動いてしまって「ズーム出来ねぇ!?」と慌ててしまうこともしばしば。

スペックとか数値的なことは僕が言うことでも無いので、ここまでにして早速作例を。

70mm

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85mm
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105mm

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135mm

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200mm

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絞りはどれも開放。ピントはすみません、3Dなので木の像らへんのものに合ってしまってます。

距離は2mくらい。3代は最短撮影距離が1.1mと先代に比べて0.3m短くなっています。この0.3mはデカい。

 

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海。津軽海峡。雲の先は下北半島

絞り開放では周辺減光も目立つかな。


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2段絞って波飛沫。とても良く描写してる。


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遠景。ピシッとしてるんだけども、カリカリとかじゃない。上質な描写。


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室内に戻り、猫。柔らかい毛の質感がしっかりと描写されてる。


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金属の質感もバッチリ。


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これはテレビ画面の福原遥さん(at ゆるキャンシーズン2)

レンズの性能関係なく美しい。

 

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気になったのはこの2枚。上はウミガラス、下はカモ。若干マゼンタ側に色が転んでるような。

水の緑具合はその通りなので見た目通りなのだけども、お腹らへんが紫っぽい。

し か し 、 羽毛の先まで描写してて等倍で見ると「うへっ」って声出る。

 

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可愛い息子。個人的にダウンの質感が良く出てるなぁって。

頬の柔らかさと金網の硬さ。見た目通り。


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丘陵帯の防風林、かと思いきや石垣の上に植えられた背の低い植え込み。

テレ端で切り取るとこんな表現も。


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これはf22という狂気の沙汰のような絞り値で、手持ち撮影したイグアナ。

アクリル板越しという要素を抜きにしても、ゴツい織物のような質感の皮膚がわかるかと。


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これはf8くらいの絞りでほぼ最短撮影距離で撮ったカナヘビ

皮膚の粒々一つ一つ、鱗一枚まで描写してる。


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これも確かf8くらい。

食べ残しの葉のカスがビビッド。


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ケヅメリクガメの甲羅。こんなふうに年輪を刻んでるのか。

亀の甲より年の功ーサガフロンティア2 ウィル・ナイツのラスボス戦前のセリフ。


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集められた落ち葉。冷たさと湿度がわかります。


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雨降りの道を歩く息子。濡れた道路の描写が見た目そのまま。

 

AF-S 70-200mmf2.8E FL ED VR

というレンズは派手に目を引くパフォーマンスをするわけじゃ無いけど、見た通り思った通りの像をイメージセンサーへ写し込んでくれる優秀なレンズ、っていう印象を2時間くらいの撮影で感じました。

当然今日でこのレンズの何かを知れたとは思えないし、表面的なことを知れたかな、くらいの使用。

 

そういえば今の今まで書き忘れてたんですが、AFがめちゃ速くて正確です。

え、先にピント合わせてたよね?くらいの反応速度。

円熟したFマウントのレンズ、ここに極まれり、という1本です。

小三元の超広角ズーム AF-S 16-35mmf4G

例えばの話、「どんなレンズ好きなの?」と訊かれたら「ボケの綺麗なレンズ」か「大口径レンズ」と答えるくらい明るいレンズは好きです。

四隅までピシッとシャープな写りよりも、四隅が薄暗く中央面の描写も柔らかい写りが好き。

前者の写りも味の一つなんでしょうけど。

そんな僕が父から借りたレンズがタイトルの通り「AF-S 16-35mmf4G」

f4通しのズームレンズです。超広角ズームのAF-S 14−24mmf2.8Gは使ったり使わなかったりで結局2回買って2回手放すという、縁の浅いような深いような関係のレンズでしたが、そもそも大三元ツモを目指して最初からレンズを集めてた罰当たりな自分ですので、

まぁ、正直言って目もくれてこなかったレンズ群です、f4通しのレンズ。

というのも、開放f値が4ですので、絞り開放から絞ったような写りになることが予想されるわけで

開放f値2.8のレンズはf4まで絞れるけど、開放f値4のレンズはf2.8まで出来ないじゃん?って理屈もあり、

うーん、と食指が動かなかった次第です。

 

先に言った通りAF-S14-24mmf2.8Gは引越しの際に手放してしまったので、手元に無い。

手元にあるのは経験だけ。

経験をもとに、AF-S 16-35mmf4Gの評価をしてみよう、と思い立ち近所で撮り歩いてきました。

 

以上前置き。

 

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35mm  SS 1/3200 f4 ISO200

いきなりテレ端の絞り開放。やはりキチッと写る印象。

陰影のコントラスト強め。

 

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16mm SS 1/800 f8 ISO400

円形の鳥小屋の金網の影を16mmで収める。

見下ろす形だけどもそんなにディストーションは感じない。

 

 

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17mm  SS 1/25 f4 ISO400

使ってるカメラはD5、普段は手ブレしないようにISOをガンガン上げていくのですが、このAF-S 16-35mmf4GはVR付き。

VRの効果を見ようと思ってSS1/25。ビタっと止まる。

前面の檻がちょっと歪んだ。

 


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17mm SS 1/2000 f4 ISO100

逆光、真ん中の松の木をシルエットに。

ビシッと描写してる、、?


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24mm SS 1/200 f4 ISO100

中間焦点距離

 

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26mm SS 1/2000 f4 ISO100

白のペンキ塗りの建物。旧博物館。

線が歪んでるように見えるけど、建物が真っ直ぐじゃないので、気持ち悪い。

しかし、陰影がはっきりと出る、ディストーションが少ない、という点で建物撮るには良い。


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16mm SS 1/1250 f5 ISO100

空が真っ青!これはピクコンをVIVIDに設定していたから。

しかしよく写る。


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24mm SS 1/500 f5 ISO100

ここからピクコンをモノクロに変更。陰影のコントラスト強いなら、モノクロもカッコよく写るかも!とちょっとワクワクして変更した思い出。

上は平凡。


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24mm SS 1/200 f5 ISO100

やはり、、、予想が的中。モノクロ✖️このレンズの描写はハマる。


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19mm SS 1/1250 f5 ISO100

やはり、、、(2回目


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16mm SS 1/1250 f5 ISO100

超広角だと描けるダイナミズム、みたいなことを思ってたことを思い出した。


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16mm SS 1/500 f6.3 ISO100

子供を抱っこして片手手持ち。右側の防波ブロックを境目に明かりが切り替わってるように見えた。


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16mm SS 1/800 f6.3 ISO100

右手に見える海岸まで数百m。遠近感が強調される。


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18mm SS 1/125 f5 ISO160

開放での描写に対して、魅力が感じられないなぁと思ったので1、2段絞って撮るようになっていた。


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26mm SS 1/250 f5 ISO160

スッと写る。


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24mm SS 1/640 f5 ISO400

夕暮れだけども、太陽が函館山に早々に隠れてしまうため、夕焼けはこちらの地区ではあまり見えない。


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16mm SS 1/500 f5 ISO400

漁港を挟んで函館山のほぼ全景。

 

使っていて率直な感想は「絞ったシャープな像を得たい時、このレンズはとても便利。しかし24mm以上の焦点距離は要る・・・?」て感じ。

超広角から準広角までカバーするレンズとはいえ、35mmf4という条件で撮りたいものや条件も思いつかない。

f4通しのズームレンズ群はそれぞれオーバーラップする焦点距離があるわけで、その重なる領域についてはユーザーはどう考えていたり感じているのか気になるところ。

良いなぁと思った点:取り扱い性とフィルターを装着可能な点。14−24は重いし出目金なのでフィルター着けれない。

むむむと感じた点:今回は全て屋外での撮影でしたが、屋内では開放f4は暗いです。日当たりの良い部屋なら気にせず使えるけど、薄暗い部屋だと条件や表現に制限が出てしまいます。

総合的な印象:屋外で・三脚使用多くて・荷物を軽くしたいニーズと広角で雄大な自然をドーン!と撮りたいニーズを持つアウトドアカメラマンのニーズにピッタリなのではないか。

Nikonの超広角はラインナップ少ないので(単焦点は20mmが一番広い、ズームだと14mmから)超広角を使いたいって人には良い体験が得られると思います。

どうしても僕は比較対象が14−24mmf2.8Gと24-70mmf2.8Eになるのでこの2本と描写力を比べると、16-35mmf4は分が悪い点もあります。

しかしながら、キットレンズの標準ズームレンズから16−35mmを使ったら病みつきになるくらいの写りなのではないかなぁ。

 

映画レビュー「樹海村」

唐突ですが、私は大口径レンズとホラー映画が好きです。

大口径レンズが好きなキッカケは、AF-S24-70mmf2.8Gの描写に惚れ込んだからですが、

ホラー映画が好きなキッカケは小学生の頃に見た「リング」です。あのテレビから貞子が出てくるやつ。

あの演出が怖くて怖くて、寝るのが怖くなったくらいなのですが、何年か経って「リング」よりも怖い映画はあるのか?と変な興味からホラー映画を収集するようになったわけです。

ちなみに、「リング」を超える映画には出会って な い。

 

さて、表題の「樹海村」

今年の2月公開の作品で、早くも一昨日WOWOWで放送されました。そして、あと2ヶ月で2021年終わることに気付きました。

WOWOWで録画しながら30分観て、続きの1時間20分は録画したのを先ほど見終わったのです。

見終わったのですが、感想が出てきません。

 

「面白くない」の一言で済ませるには、何かがもったいないくらい面白くなかったです。

ネットではいくつか好評的なレビューも見かけたんですが、どういう感性してたらああ書けるのか、僕には分からない。

 

 

樹海村 概要には詳しいレベルの説明

山口まゆさんと山田杏奈さんの2人が演じる姉妹が主人公。

いきなり怪談YouTuber(らしい)なんとかちゃんが樹海を探検するところをネット配信から映画が始まり、自殺者っぽい人を見て遭難します。

このなんとかちゃん、前作の「犬鳴村」でも出てきて死んでたらしい。

それから姉妹が何故か引越しするんですが、この姉妹の前にネット怪談で有名な「コトリバコ」が出てきて、そこから関係者がハイスピードで死んでいきます。

この2人が姉妹ってのは分かったんですが、序盤に起きた引越しとかなんかイベントが分かりませんでした。

多分、時系列がぐちゃぐちゃになっててどのイベントがいつ起きたものなのか、僕がアホなのか理解が追いつきません。それくらいハイスピードに物語が展開して、気付いたら樹海でみんな亡くなってました。

お姉ちゃん役の山口まゆは生き残ってた。

 

これ、ストーリーをしっかり把握するには、あと2回ほどヘッドホンでセリフに集中しながら観ないとあかんやつ。

僕はちょっと記憶力に自信あるのですが、前作の「犬鳴村」も2回観ましたが、2回観てもストーリーは頭に入りませんでした。

見どころのシーンとかこういう映画だったよって言える点があるはずなのに、何も言えねぇ。

さて樹海村感想。

樹海要らなくね?樹海の村、要らなくね?樹海村とコトリバコ繋がらなくね?コトリバコなんなんですか?いつの間に樹海から妹だけ帰ってきてたん?いつの間に友達の女の子樹海に行ってたん??

山田杏奈ちゃん可愛い&演技上手ね!安達祐実さん40代には見えませんね!

 

以上。ちゃんと観てれば疑問に思わなかったのかもしれないが、樹海要素もコトリバコもなんか中途半端に中途半端なキーアイテムで中途半端。

樹海にこだわるなら、あの姉妹を含む一族と樹海の関係をハッキリしてよ!

コトリバコにこだわるなら、あの姉妹を含む一族と樹海の関係をハッキリしてよ!

時系列統一してよ!!

と行くあてのないモヤモヤが溜まる映画でした。

 

 

7/9 Disrespct

起きている時間はツイッターのTLにほぼ常駐しているのですが、いろんな人の発言に興奮したり興醒めしたりします。

今日は後者の話を少し。

 

今年の初めにネットのデマニュースで「Nikonが危ない!」というものが出回り、「#Nikon頑張れ」という変なタグも流行りました。

みんなして何言うてるのだろうか・・・、と斜に見ながらTLの異常な熱気を感じてました。

 

頑張れなんてツイートで株価も売上も上がらんやろ・・・

 

と思いながら、私はささやかに新品の50/1.4と保護フィルターを一枚買いました。

アルクレストめちゃ良いです。ほんと何も着けてないみたいですb

50/1.4はすぐ売りました。

 

 

そんでまぁ、件のタグでキモいのや勘違いがわんさかとうじ虫のように湧いてきてですね、

その中でダントツに気持ち悪いのが↓

「光を極める。それがNikon

Ai AF 50mmf1.4Dで撮った風景と花だったかを添付したFF内のツイートでした。
会社が光を極めるのか・・・?と開いた口が塞がらず、
Nikkorならまだまぁなんとか理解・・・」出来るかなぁとかまぁ、、、色々とモヤモヤしてました

 

その人、自称「カメラ沼」の住人でいつも機材自慢していて、こだわりが感じられずなんだかなぁ。。。と。

 

フォロワー増やすのは上手だったなぁ。

 

 

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7/4 DXの標準ズーム

DXフォーマットのレンズを2本手に入れました。

コトの発端は兄からD300を譲り受けたことでして、このD300は2008年に父親が購入したもの。

おそらく2014年かに父がDfを購入するまでつかわれていた。

僕は2009年にD300sを手に入れて、それから2017年にD4を買うまで使っていた。

なんとなく父子の思い出のような、変に思い入れを感じているカメラ。

そんで父の持っていたD300は「写真を撮ってみたい」と思っていた兄に譲られ、なんとなしに使われなくなっていた。

 

で、思いつきでD500を手に入れた僕は、D500との比較用にまたD300使いたいと思いつき、兄に「父のD300を使ってないならくれ」と連絡した。

のにD300sも同時期に買っている。どうしようもないバカだけども、2021年にD500vsD300svsD300の3機種のAPSーC機の性能比較という

ニーズのカケラも無いネタを作ってしまった。

なお、いつ書くか見込みは無い。

 

兄からはD300と下記のレンズを譲り受けた。

AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR

AFーS DX 35mmf1.8G

の2本。

後者のレンズは僕が初めて買った単焦点レンズ。「Nikonの一眼レフ手元にないと持ってても仕方ないし、タツタ持ってる方が相応しいだろ」と言ってくれた。

これについてはまた記事で紹介する。良いレンズです。

 

さて、AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR

フルサイズ換算で24−127mm相当の標準ズームレンズ。焦点距離f値が変わるズームレンズは久しぶり。

ズームレンズはAFーS24-70mmf2.8G , AF-S 14-24mmf2.8G , AF-S 70-200mm f2.8GVRⅡ , AF-S 200-500mmf5.6E , AF-S 24-70mmf2.8E VR

f値が変わらない、ハイエンドなレンズばかり使ってます(200−500は超望遠ズームのエントリーモデルみたいなもんだけど)

AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VRと最新最高の標準ズームレンズAF-S 24-70mmf2.8E VRの写りはどう違うんだろうか・・・?

そんな疑問がムクムク湧いてきたので試してきました。

撮影条件は

AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR+D500

 

結果から言うと、スマホで写真を見たり、このブログのサムネイル程度だと差はほとんど見られませんでした。

撮影日の天候は曇り時々雨。蒸し暑い1日。

 

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猫はベランダに出た瞬間に丸くなる。この状態を海老になると呼んでる。

52mm(78mm) SS 1/500 f/5 ISO 640

 

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ストンと暗く、しっとりとした質感。f10まで絞れば当然シャープ

58mm(87mm) SS 1/1250 f10 ISO 1600

 

 

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より暗く、白い紫陽花を浮き上がらせるように。

85mm(テレ端で127mm) SS 1/5000 f7.1 ISO1000

 

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足元のクローバー群生。

ワイ端 16mm(24mm相当) SS1/2000 f7.1 ISO1600

 

同じようなショットを時間帯を変えてAF-S 24−70mmf2.8E+D5でも撮っていたんですが、撮っている最中のカメラ本体のディスプレイ表示では

正直言って差は感じませんでした。

上のショットは絞ってるし。。。

機材の差を感じさせない、感じないのは僕の腕が未熟と言う点もあるかと思いますが、

差が顕著に現れるポイントは拡大表示をして行った時でした。

AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VRで撮った写真は等倍で「解像度が足りてねぇってやつだ!」となることが多かったです。

細かい文字とか読めなくなってました。

一方のAF-S 24−70mmf2.8E+D5は同じ撮影条件でも、細かい文字も等倍でもスッと読めたし、絞り開放だと差はさらに顕著に。

 

 

とまぁ絞り開放にこだわらない(絞って撮る)、スマホで見る、SNSにアップする、って用途くらいならデカくて高い大三元レンズ(特に標準、望遠レンズ)は使わなくてもいいんじゃね・・・?

と撮ってて切に感じました、マジで。

いや、大三元は使いたいんだけどさ、使うんだけどさ。

 

まとめ

AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR

利点

軽い、小さい、安い。→気兼ねなく、気安く、気負わず使える。

絞って撮れば綺麗。等倍表示だと少し粗い。なんか線が甘い(弱い)雰囲気。

 

よくない点

「ズームレンズでもボケが欲しい」欲求に応えられない。

口数少ない優等生タイプ、面白みが無い。

 

使い手がレンズの性能に見合った描写の写真を求めれば、それに見合った描写の写真を撮れる。実直な印象のレンズでした。

多すぎず、少なすぎず、撮り手の技量に合った写真が撮れるというか。

撮り手の技量以上の写真も撮れちゃうのが、良いレンズなのかな〜っとも考えさせられた経験になりました。

 

 

6/22 レンズの夢を見させるサメ

常々何かしらのレンズ欲しいなぁーってモヤモヤ悶々としてらっしゃる皆さま

レンズを買う、欲しいなぁって思うキッカケあります?

わたしには幾つかのパターンがあります。

一つは「カメラ好きのフォロワーさんと機材の話をしているとき」

二つ目は「フォトヨドバシのレンズ紹介を読んでいるとき」

そして、三つ目は「夢に見たとき」です。

 

サメのぬいぐるみ

今年の年末年始に、IKEAのサメのぬいぐるみを買った。

Twitterのフォロワーさんがお持ちになっているぬいぐるみで、柔らかそうな触感とサメ好きとしても惹かれるデザインに物欲が負けて購入してしまった代物。

そもそも物欲に打ち勝ったことがあるか?ないね。

なんかのネタになれやいいやーと軽い気持ちで買ったが、サメのくせに思いのほか気持ち良い肌触りで寝るときに横におくようになっていた。

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可愛い。
クマのぬいぐるみは娘の、モルカーは末の子の、サメはわたしの。
末の子もよくサメに顔をうずめて寝てる。

幾晩かをサメと過ごした後の夜、わたしは夢を見た。
自分の持っていないレンズを持って写真を撮る夢だった。

夢の中で手に持っていたレンズ、それはAF-S28mmf1.4E。
ハイエンドもハイエンドのNikon Fマウント最新の単焦点

当時、21年1月は面倒な仕事を二つ抱えて締め切りと訂正に追われ、イラだちウンザリしながら仕事をして、子供の世話に追われ、でストレスがまぁまぁ溜まっていた

 

から、買っちゃったんかなー。。。

 

AF-S 28mm f1.4E

 

すごく良い写りするレンズ。
スッと目にも鮮やかに、絞り開放から肉眼よりもハッキリと写ります。

28㎜って焦点距離・画角は正直に言って特徴が無いです。

広角側で、さりとて超ワイドというわけでもなし。

スマホもコンパクトカメラも28㎜。現代の標準画角といえば標準画角。

このレンズを買ったって話を後輩にしたら「なんでそんなスマホ画角にしたんすかwww」と嘲笑われたことも覚えていて、

この一枚を見せて黙らせたことも覚えている。28㎜f1.4の開放でこれ。

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28㎜、気を抜くと平凡な写真。

28㎜、持ち手の技術と感覚を試す難しいレンズ。

 

って小噺を生み出させるキッカケを作ったのが、サメのぬいぐるみ。

他にもこのサメと寝ていて見た夢に

AF-S 20mmf1.8Gを使う夢 ⇒ 購入&手離し済み

AF-S 14-24mmf2.8Gを使う夢 ⇒ 購入済み

AF-S 105mmf1.4Eを使う夢  ⇒ 購入済み

がある。

 

そして、今朝また夢を見た。

それはCarl Zeiss Milvus 1.4/50 ZF2を使う夢・・・

変形ダブルガウス型の「標準レンズの帝王」ことPlanarがDitagon型でデジタル一眼レフ用に生まれ変わったのが「Milvus 1.4/50」

めちゃくちゃ欲しくていつもならすぐに買って、支払いに苦慮するのだけども

現状踏みとどまっている

 

というのも、「50㎜って使うか???」問題に直面しているから。

過去一番購入してきたレンズは50㎜です。

NikonならAi 50mmf1.2S←これは病みつきになる描写で大好き。

Ai AF 50mmf.14D、Ai AF 50mmf1.8D、AF-S 50mmf1.4G(これは2回購入した)、AF-S 50mm f1.8G

を買って、50mmf1.2S以外全て手放した。

Carl Zeiss Planar 1.4/50 ZFも2回買って、2回手放している。

 

でも欲しい。

 

 

もう一つ悩ましいことに、中古市場にOtus 1.4/55が25万くらいで出回ってきたのを見たから。

間違いなく標準レンズ最高峰の一本。エベレストかK2か。

すぐには手が出せないけど・・・ここでMilvusを諦めて、Otusにするか・・・

でも買うだけで使わずに満足するのも非常に精神的な採算悪いし。

という感じで悩み中。財布と頭が焼き付きそう。