7/4 DXの標準ズーム
DXフォーマットのレンズを2本手に入れました。
コトの発端は兄からD300を譲り受けたことでして、このD300は2008年に父親が購入したもの。
おそらく2014年かに父がDfを購入するまでつかわれていた。
僕は2009年にD300sを手に入れて、それから2017年にD4を買うまで使っていた。
なんとなく父子の思い出のような、変に思い入れを感じているカメラ。
そんで父の持っていたD300は「写真を撮ってみたい」と思っていた兄に譲られ、なんとなしに使われなくなっていた。
で、思いつきでD500を手に入れた僕は、D500との比較用にまたD300使いたいと思いつき、兄に「父のD300を使ってないならくれ」と連絡した。
のにD300sも同時期に買っている。どうしようもないバカだけども、2021年にD500vsD300svsD300の3機種のAPSーC機の性能比較という
ニーズのカケラも無いネタを作ってしまった。
なお、いつ書くか見込みは無い。
兄からはD300と下記のレンズを譲り受けた。
AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR
AFーS DX 35mmf1.8G
の2本。
後者のレンズは僕が初めて買った単焦点レンズ。「Nikonの一眼レフ手元にないと持ってても仕方ないし、タツタ持ってる方が相応しいだろ」と言ってくれた。
これについてはまた記事で紹介する。良いレンズです。
さて、AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR
フルサイズ換算で24−127mm相当の標準ズームレンズ。焦点距離でf値が変わるズームレンズは久しぶり。
ズームレンズはAFーS24-70mmf2.8G , AF-S 14-24mmf2.8G , AF-S 70-200mm f2.8GVRⅡ , AF-S 200-500mmf5.6E , AF-S 24-70mmf2.8E VRと
f値が変わらない、ハイエンドなレンズばかり使ってます(200−500は超望遠ズームのエントリーモデルみたいなもんだけど)
AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VRと最新最高の標準ズームレンズAF-S 24-70mmf2.8E VRの写りはどう違うんだろうか・・・?
そんな疑問がムクムク湧いてきたので試してきました。
撮影条件は
AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR+D500
結果から言うと、スマホで写真を見たり、このブログのサムネイル程度だと差はほとんど見られませんでした。
撮影日の天候は曇り時々雨。蒸し暑い1日。
猫はベランダに出た瞬間に丸くなる。この状態を海老になると呼んでる。
52mm(78mm) SS 1/500 f/5 ISO 640
ストンと暗く、しっとりとした質感。f10まで絞れば当然シャープ
58mm(87mm) SS 1/1250 f10 ISO 1600
より暗く、白い紫陽花を浮き上がらせるように。
85mm(テレ端で127mm) SS 1/5000 f7.1 ISO1000
足元のクローバー群生。
ワイ端 16mm(24mm相当) SS1/2000 f7.1 ISO1600
同じようなショットを時間帯を変えてAF-S 24−70mmf2.8E+D5でも撮っていたんですが、撮っている最中のカメラ本体のディスプレイ表示では
正直言って差は感じませんでした。
上のショットは絞ってるし。。。
機材の差を感じさせない、感じないのは僕の腕が未熟と言う点もあるかと思いますが、
差が顕著に現れるポイントは拡大表示をして行った時でした。
AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VRで撮った写真は等倍で「解像度が足りてねぇってやつだ!」となることが多かったです。
細かい文字とか読めなくなってました。
一方のAF-S 24−70mmf2.8E+D5は同じ撮影条件でも、細かい文字も等倍でもスッと読めたし、絞り開放だと差はさらに顕著に。
とまぁ絞り開放にこだわらない(絞って撮る)、スマホで見る、SNSにアップする、って用途くらいならデカくて高い大三元レンズ(特に標準、望遠レンズ)は使わなくてもいいんじゃね・・・?
と撮ってて切に感じました、マジで。
いや、大三元は使いたいんだけどさ、使うんだけどさ。
まとめ
AF-S DX NIKKOR 16-85mmf/3.5-5.6ED VR
利点
軽い、小さい、安い。→気兼ねなく、気安く、気負わず使える。
絞って撮れば綺麗。等倍表示だと少し粗い。なんか線が甘い(弱い)雰囲気。
よくない点
「ズームレンズでもボケが欲しい」欲求に応えられない。
口数少ない優等生タイプ、面白みが無い。
使い手がレンズの性能に見合った描写の写真を求めれば、それに見合った描写の写真を撮れる。実直な印象のレンズでした。
多すぎず、少なすぎず、撮り手の技量に合った写真が撮れるというか。
撮り手の技量以上の写真も撮れちゃうのが、良いレンズなのかな〜っとも考えさせられた経験になりました。